1,000円バーバーの利用者63.2%に増える

 1,000円バーバーを「いつも利用」している人は、2007年には47.9%と半数を下回っていたが年々増加し、2012年には「たまに利用」を合わせると9割を超えた。1,000円バーバーは男性客にすっかり定着した感がする。しかも、満足(とても満足、やや満足)している人は7割以上に達している。 当然、一般理容店は客足が遠のくことになる。

 「普段利用するお店のタイプ」の質問で、「理容室のみ」は2005年には67.7%で3分の2だったが減り続け、2010年には62.7%に。その後、2011年には63.6%、2012年には64.0%と、この2年間理容室回帰が進んだ。

 しかし、理容室で利用したメニューを尋ねた質問では、「総合調髪」は調査するごとに減少し、「カットのみ」が増え続けている。「総合調髪」は2005年には85.3%だったものが、2012年には71.5%に、「カットのみ」は28.1%だったものが、44.8%にまで増えた。男性客の2人に1人は「カットのみ」を経験している。

 現在は「理容室のみ」だが、過去に美容室を利用した経験のある人は34%で、残りの66%が「理容室一筋」の客になる。過去に美容室を利用した経験のある人に「美容室の利用をやめた理由」(複数回答)を尋ねた調査では、①値段が高い:47.2%、②ヒゲ剃りがない:29.8%、③髪型を気にしなくなったので:20.1%、④まわりが女性ばかりで恥ずかしい:17.6%、⑤気に入りの理容室がみつかった:16.3%、がベスト5だった。